市民と市政をつなぐ議会傍聴情報                  2010130日発行

第48号

 

           お   

目  次

 12月定例議会・一般質問             代表 神津 幸夫・・・・・2

 

お知らせ・・・開かれた議会をめざすシンポジュウム報告       ・・・・ 12

若者が集い、賑わいを創出するはずでスタートした、多摩センター駅近くの今。

多摩市の将来の発展のために、残されたURの一等地に、当時の住宅公団、デベロッパー、多摩市行政は強行姿勢でワンニャンランド、スノーボードなどを実現したのですが、この状況をどうご覧になるでしょうか。

            

多摩市議会12月定例議会

                              代表 神津幸夫

◎一般質問5日間

23名の議員(定員26名中議長と欠員2名を除く)が5日間にわたり通告質問を行いました。

注目した主な質問は、直面している外部委託問題の学校給食調理・新設予定の唐木田コミセンの図書館窓口業務・契約更新時期を迎えた学童クラブの指定管理者制度等で、小林(憲)、住田、佐久間、岩永議員、増田からそれぞれありました。

また新政権のスタートに伴い地方自治体にもたらす影響、変化等の質問が藤原(マ)、安藤議員からありました。

その他、平成22年度4月の市長選を控え現市長の続投意思の問いが藤原()議員から主なものとしてありました。

    補正予算2日間

体育協会一般法人化の市からの出えん金(一般会社で言う出資金)は共産党の修正動議が可決となりました。

    常任委員会

総務   :多摩市長及び副市長倫理条例の制定は継続審議となりました。

     :市職員の給料の削減を求める陳情は不採択となりました。

健康福祉 :愛宕デイサービスセンター条例の制定は継続審議となりました。

生活環境 :永山地域にコミセン建設を求める陳情は不採択となりました。

子供教育 :唐木田図書館の窓口業務直営、給食センター調理業務民間委託の再考、学校給食の直営の継続の3陳情はすべて継続審議となりました。

<一般質問・補正予算についてはHP掲載の以下ページをごらん下さい>

 

4月の市長選挙・市議補選を迎えウオッチングンユース臨時号発刊予定

日本の高度成長期東京に一極集中した人々への住宅対策として開発された多摩ニュータウンは今、二世代、三世代のまちに変わらなければならない大きなターニングポイントにあります。開発当初は国・都、住宅公団により主導的に造られましたが、これからはニュータウン・既存地区とシナジーされた新しいまちづくりを自分たちで担わなければならない。

新政権も誕生し地域主権が加速化され、権限と財源が移譲されようとしている今、新たなまちづくりの将来はリーダーの双肩にかかっています。私たちはそのことに傍観者であるのではなく、市が何をしてくれるかの前に、市民は何ができるのかのために、その代弁者であるリーダーにその意思を託すべきです。

市民がその権利を果たすべき市長選挙投票率が50%にも満たないものであっては、いつまでたっても市民のためのものになりません。少なくとも60%以上の市民の声を届けられる選挙の一助にと「私たちが求めたいリーダー」を次号で特集しますのでご期待ください。

 

平成2112月議会一般質問(12/1)一日目

 小林憲一(共産)
1.「一定規模」による学校の統廃合は抜本的見直しを上からの基準による統廃合押し付けは「学校の役割」を損なうもの

2.現場のチームワークこそ「安全で美味しい」学校給食の原点「作ること」「食べること」「学ぶこと」を切断する請負業務委託

3.「子どもの貧困」の実態に正面から対応する施策を
【傍聴席】
学校一定規模の基準(上下限)が何処が適正であるか、明確には分らない。
我々の経験(時代が違うといわれてしまえばそれまでだが)からの率直の感想は50人くらいのクラスが複数あったことは悪くはなかったと思っている。
また孫に聞いてもクラス替えなどを楽しみにしている。
親、子どもはどう思っているのだろうか。少子化に拠って発生する物理的なハンディーは上から解決してやらなければならない。

給食調理の外部委託で繰り返される質疑で、他市等で既に実施しているところは多数あるという。何も多摩市が初めてやるわけではないので、可能な限りの先例のベンチマークテストをやってみて結論を導き出すことが説得力をもつのでは。聞いていて良い例、悪い例の典型だけを引っ張り出されても混迷の度を増すだけ。

 安藤邦彦(公明)
1.着実な行政運営の実行を求める
【傍聴席】
政権交代による変化の中で多摩市への影響は、の質問。
主な( )は市の回答:
・行財政再構築プランでの多摩市のサービス水準は(市民サービスの維持向上、財政力指数は全国約800市でも20位)
・公債費比率の減少は(毎年15億円の減少)
・行政パートナー(民間)でやったことでこれまでに不都合はあったか(市民との率直な話し合いでやってきた)
・市政と国、マニフェストで謳われていることの関係はどうなる
・特に子ども手当ての市側の負担の懸念(予測16億円〜17億円)
・交付税に無かった場合は多摩市は(不可能、これまでの努力は水泡に帰す)
等々市民の関心事である質疑。
新政権が政治主導でマニュフェスト、事業仕分けを踏まえどの方向にゆくのか、これ以上の借金をしないでやってくれることを市民は見守っている。
少なくとも新政権は地域主権、国民の生活を機軸に据えているわけだから逆行するようなことにはならないと期待したい。
質疑を聞きながら益々基礎自治体の首長、議員の重責を痛感する。

 増田匠(日月会)
1.広域的なゴミの受け入れと事業系ゴミ袋について
2.災害に強い街づくりについて
3.教育委員会の体育に対する取り組みについて
4.河川環境整備とニュータウン通りバス路線の復活について
【傍聴席】
何時もながらの市民生活に密着した行政のチェックに終始している。この領域に取り組むことも必要だが、問題提起し、そのチェックをしたらその先、解決のための対策提案と実現へ汗を流して欲しい。

 橋本由美子(共産)
1.子どもにとって最良な保育環境を多摩市の保育園と学童保育を考える
2.地域産業政策と公契約条例
【傍聴席】
地域産業政策に着目し公契約について総合評価方式に言及したため期待して傾聴した。
総合評価についてのクライテリアをどこにおくのか、今の時代感覚で見直すことは指摘の通り必要だしこの点においては市の答弁も同意の様子。
願わくば地域産業政策の多摩市の魅力的な中身の提案を期待したい。
嘗て、くろねこヤマトの創始者小倉さんは身障者に手を差し伸べ応援をすることは経済的支援ではなく、仕事があり社会参加を実感できる場があることの喜びの発想から「スワン」のパン屋さんを展開した。
多摩市ならではの地域おこしの仕事発掘とその成長を議員の有り余る能力で前向きの展開を願って止みません。

 

平成2112月議会一般質問(12/2)二日目

 今井三津江(公明)
1.高齢者の権利を守るために
2.学校での植物アレルギーの対応について

【傍聴席】
家族が笑顔で老い仕度。我が家にも間もなく95歳を迎えようとする母親がいるため、身につまされながら傾聴した。それなりの仕度はしているようだが、公的な機関への相談の発想さえなかった。
成年後見制度、権利擁護センター等など知っていたらと後悔するばかり。
反省として、子どもである我々が気がつかなければ高齢の親がその情報を入手するのは至難の業。
指摘のようにPRを行き届かせることが必要だがワンストップサービス、身近な介護サービスの場で目に付くちょっとしたチラシなどが効果的かなと実体験から感じている。

 萩原重治(自民)
1.ホームページの充実について
【傍聴席】
議員のHP利用者としての視点からの指摘として
・動画投稿サイト「ユーチューブ」の採用  ・メールマガジンの進捗
・FAQの取り組み ・アクセスデータの分析とその活用展開
・オンライン申請 ・携帯サイトの今後の予定
・クラウドコンピューティングの導入
等々に対し行政からの回答でかなり進んでいることは「e都市ランキング2009」からも納得できた(169位から75位へ)
HPの充実度は、それとして多摩市の総合情報システムの全容を明確にディスクローズしてもらいたい。
行政、太田部長からは「買う」より「借りる」「作る」より「頼む」的な方針がちらっとでたが多摩市が総合的に構築している情報システムの投資対効果を数字的に公開すべき。
気になることを2点。
一つは昨年補正で議会を通過した予算が否決され、作りかかったシステム投資を無駄にした。入力するデータの変化のみで何故?常識的にはプログラムのロジック部分を変えなければならないことは考えられないためどうしてそんなに無駄が生じたのか、どんなシステムなのか。
もう一つは議会では目下、連日外部委託の是非で喧々諤々。多摩市の情報システムのアウトソーシングは早くから取り組んでいる。この外部委託を検証してみることを議員は誰も言わないのか。
推測でものを言うことは避けたいが、この費用はかなりのものであり、よい結果が得られているとするなら「公でやること、民でやること」の好事例として市民に公開したらと思う。
この場合、全てを外部任せでやることのリスク回避のため、行政の中にアウトソーサーと対等以上に対峙(IT知識・見識)できるスタッフが存在し、それを可能にするシステムにしておくことが絶対条件となる。
給食の調理、図書館の窓口、学童クラブそれぞれの特性から「お金」以前に考えなければならないことがあることも重々承知だが、タックスペイヤーとしてはとても気になる。

 平野勝久(自民)
1.精神疾患患者に対する取り組みについて
【傍聴席】
議員もリハビリ中であり快方にあるとのコメント、一日も早くと願い「競争は悪という教育」に対する挑戦を聞きたいと思っています。

 住田啓子(改革ゆいの会)
1.2010年度予算編成の課題について
2.唐木田図書館の民間委託方針撤回を
【傍聴席】
議員の図書館に対する専門的見地からの主張は良く理解できます。
問題の指摘の後の提案で、部分(図書館の部分と市全体の部分二方面)の最適と全体最適のバランスへの配慮をどう考えているのか為政者としての見解をお聞きしたい。

 向井かおり(生活ネット・無所属)
  食べることは生きること、子どもの食を考える
1.食育推進計画
2.「食べる」とともに「作る」を楽しむ。学ぶ
【傍聴席】
「朝食を食べない子」、「食べられない子」家庭、学校、地域、誰の責任か、解決のため教育委員会、子ども青少年部などの縦割り行政でできるのか。教育長もこれは難題、日頃キレのいい福田部長(子ども青少年部)も冴えない。
年寄りにきくと「何たる愚問!!家で親がやるに決まっとる」と断じるに違いない。
一体何時から日本はこんなことになってしまったのか、と言ってもやるかたなし。
今、近所の方たちと野菜作りをしています。最近、若いお母さんが入って来られ小学一年生が一緒にやってきます。先日も爺さんたちと作った芋を焼いて楽しみました。
広々とした小山田緑地の一角、長閑な歓声後は想像にお任せします。

 

平成2112月議会一般質問(12/3)三日目

 藤原忠彦(自民?)
1.市長の進退問題について
2.市民活動の総合的支援可能な施設利用の改善について
3.公共施設利用の市民ニーズについて
【傍聴席】
「市長の進退問題」来年度に市長選を控えたこのタイミングにこのテーマは市民の関心事であり緊張して耳を傾けた。
先ずは平成142月に前市長の逮捕により急遽、登場した7年数ヶ月の渡辺市政の功績(・失われた市政の快復・財政の健全化・行革・ゴミの有料化etc)を称えたうえで、ここにきての議会における予算の否決、決算の不認定をどう受け止めるか。14年ごとの市長退職金をどう感じるか。地方自治体の首長任期は24年、長くても312年が適切と考えるが如何かと質した。
市長答弁としては議会の不信任(予算否決・決算不認定)に対して「重く受け止め引き続き努力する」という意思表明。
この質疑の範囲内では素直に頷けるものだったが、お上がかりで作られたこのニュータウンが、これからは市民自ら二世代三世代のまち、自立した多摩市を創り上げをしなければならない重要なターニングポイントにある今、議員はどうしなければならいところまでの言及を何故しないのか、是非してもらいたい。
仮に、こんなことを言うと「市長立候補への布石か」なんて思われるためらいあるとすれば、それこそ不自然です。
市民は明日の市政を托せる、託したいリーダーを求めています。一人でも多くの方がそれを掲げ競うことがまちのため、市民のためだし、議会はその宝庫であって貰いたいからです。

 小林義治(公明)
1.経済不況と市民協働について
2.FM多摩との関係について
【傍聴席】
この厳しさをます経済不況下で、少しでも多摩市の活性化をと市内の企業周り、中小企業への支援、プレミアム付き商品券、など等市民も期待しています。
これ等の指摘・提案を議会で聞くにつけ何時も感じることが有ります。
商業施設他(SW地区の商業施設、クロスガーデンetc)が出来ても多摩市民の足は他所(八王子南大沢、新百合、立川)に流れている。
できれば多摩市で買い物をしたいと常に努めているにも拘わらず。
この根っこにあるものを考え、ダイナミックな施策を打てないものでしょうか。
都有地、UR地、此処にどんなものがつくれるかまでは行政の及ぶところではない、この一線を越える事が必要です。
多摩市の売込みを外部に向かう特命副市長を置き、議員団もこれに加わり多摩市ならではの特性を生かした優位性を訴え、魅力的なお店が出来れば今の客導線を逆転すること間違い無しです。
折角残っていたスペースも活性化のために有効なものになったのか反省したい。
SW
地区の一等地ワンニャンランド後は草茫々。
UR
の無責任を言っても何も生まれない。
今、自らその道をこじあけなければ。

 板橋茂(共産)
1.団地の世代が65才、70才になる前に施設サービス体制の達成を
【傍聴席】
介護認定制度のめまぐるしい変化。そこから生じる矛盾、狭間に落ち込む高齢者。
行政の迅速、目おとしのない対応を求めることは同感。

 佐久間む津美(改革ゆいの会)
1.携帯電話中継基地局に関すること
2.学校給食の民間委託について
【傍聴席】
質問二題とも、将来に対し起こり得る可能性への警鐘を鳴らす意味はあると思っている。
一般質問の進め方を効率的にしてもらいたい。
@一問一答のありかた
A議論のすれ違いをなくす(質問者、応答者とも)
B議長の采配(軌道修正、と論点を正す)
今、議会改革を進めているがその基本中の基本ともなるところ率先垂範を。

 三階みちお(公明)
1.経済不況下の対応について(公明)
【傍聴席】
若者の視点でハローワークの実態とその問題課題の洗い出し、多摩市の企業訪問で得た実感などその行動力をもっと進化させて欲しい。
若者が働くの創出をこの多摩で如何に具現化するか、ハードルはとても重く高い壁だが、次世代を担う若ものが今、挑戦すべき時です。
企業訪問を多摩のマーケティングに生かしてください。
  〜キティーちゃんに会えるまち多摩〜・・・国を超え世界へアッピール
思いつきですが題材は埋もれています。

 

平成21年度12月議会一般質問(12/4)四日目

 藤原マサノリ(自民)
1.多摩市の基礎自体としてのスタンス
2.子育て・教育関係の充実に向けて
【傍聴席】
政権交代による影響についての主な質問( )は行政答弁
・地交付税等変化の予測(社会保障全般への変化が大きい)
・自立支援法、後期高齢者医療、母子手当て加算、就労支援等見えないがその用意は(未だ見えない)
・暫定税率廃止は、事務量増大、システム変更、市民への説明は(2,5兆円の減少影響は多摩市にもある、環境税は不明、財源は地域主権の政策に期待)
・子育て支援は(多摩市は全国平均の2,8倍で限界)
・お金より施設の充実等の施策が必要
これ等の質問はこれから、どう変化するのか、市民の心配事を的確に捉えたもの。
変化により基礎自治体の執行機関である市長部局、議決機関である議会に、これからはしっかりした人を送り込まなければ大変なことになりそうだ。

 武内好恵(生活者ネット・無所属)
1.保育事業に応えるための施設の展開について
2.子育て総合センターの役割と今後の展開について
3.子どもプラン後期計画に向けての課題の整理について
【傍聴席】
少子化の時ではあるが東京都は微増している。しかし将来的には減っていく。待機児童対策として当面の保育園は必要だが将来は不要となる。
この対応として「子育て総合センター」「新認可保育園」ほか、多摩市の特性に合わせた多様な柔軟性ある施策を求めることは的を射ている。
一方で議会は僅か30年前に建てられた公立小中学校10校以上の廃校の跡地で揺れている。
愚者は経験則で、賢者は歴史から学ぶと言うが、どちらになるのか見守りたい。

 加藤松夫(改革ゆいの会)
一、街づくり諸問題について
  (ウエルサンピア多摩の一般競争入札、関戸一丁目開発 他)
二、高齢者集合住宅管理運営事業(シルバーピア)について
  (生活協力員の労働条件 他)
【傍聴席】
・サンピア多摩落札結果の非情報公開の理由は
・あかしや林開発の「確認書」「覚書」の議会への報告は
・諏訪2丁目建て替え計画は新たな建設の他にはないのか
・シルバーピアへの支払いについて
等など、相変わらずのチェックだが、監視に留まらず可能性ある解決の提案、その実行のフォローまで、持ち前の迫力で進めてもらいたい。

 白田 満(おおぞら1人会派)
1.学校と地域とまちづくり
【傍聴席】
「学校、家庭、地域が一体となってまちを作っていかなければならない、そのためには町名、地番、学区、コミセンの線引きを明確に引かなければならない」には誰も異存はない。
しかし30年来、解決しない問題を行政、教育委員会に容から決めろと言っても無理があり、そのための稚拙な問答には呆れてしまう。
子ども達が傍聴していたら、この受け答えをどう感じるだろうか。
戦後我々も、町、村の変更、小学校の分校、中学校の集中化など多くの経験をした。思い出すのは小学校の時遠く離れた分教場に学芸会に行って仲良くしたいと思ったこと。一緒の学校になった時には喧嘩をしたが、子どもどうしで仲直りをしたことなど。
変化を大人社会で一方的に押し付けられたが、子ども心にも相手を思い遣ることが、これ等を克服してきたのだと感じている。
何かと言うと「子ども達のことを想えば」と言うが本当は、どうなんだろうか。
このへんから大人の既製概念を解きほぐすトリガーとならないだろうか。若い白田議員に期待したいのだが。

 遠藤めい子(民主)
1.今後の多摩市の公共施設の在り方いついて
2.男女共同参画社会に向けての今後の課題について
【傍聴席】
10年前に目指したもの、10年を経た今、その理念は輝きを失っていない。しかし人々の意識の変化は大きく新しい芽生えの今日的視点を踏まえ条例制定をと主張。
変化を受け入れ、男女共同参画は更に成熟社会への必須と思うが、このことで失われてしまうものもあると感じ、一抹の不安を禁じ得ない。
今まで生きて見えてきたもの偏見であってはならないと戒めてはいるが、どうも最近若者の間で「さもありなん」と頷けるような動静を垣間見ている。
多摩市のストック(ハコもの)向こう10年間の必要維持管理費112億円、インフラ(道路、橋梁、公園、水道)の更新時期をそろそろ迎えているがその推定予測費750億円。
あまりに膨大なものでピンとこないが、此処は議員が指摘のとおり、しっかりしたデータベースのもと常に市民への情報公開と説明を行い共有することが極めて重要です。
渡辺市長は「支えあいの豊かなまちづくり」を標榜しているがこの数字に表れた危機感を市民が自覚できてこそ真の支えあいが醸成されるのではないか。

平成21年12月議会一般質問(12/7)五日目

 岩永ひさか(民主)
一、子どもの権利を守る立場を貫いた子育て・子育ちの展開を目指 して
(1)子どもの虐待対応マニュアルの再検証について伺います
(2)学校における児童虐待への取り組みについて伺います
(3)児童虐待における教育センター相談機能の果たす役割は何か
【傍聴席】
子どもの虐待に対する多摩市の「子育て総合センター」の対応、教育委員会、学校のやっていることなどなど、かなりのエネルギーを使い、取り組んでいることが改めてよく分った。
今議会でも、子育てに関しては多くの議員が様々な視点から質問しチェックを行っており、これに対する行政(特に福田子ども青少年部長)の常に数字をベースにした応答もしっかりしている。総じて多摩市のこの分野に力点が注がれ、この結果があることには、ほっとしている。
しかし何故虐待が起こるのか、その早期発見をし、対策することの必要性は理解するが、もっと根源的なところに立変えなければと、つい思ってしまう。
だいぶ、昔の経験だがアメリカの田舎町のゴルフパブリックコースでティーショットをしようとしたら、100メートル先の道路を子どもが横切っているので、打つのを止めていると、パートナーがお構い無しに打てと言う。日本の常識ではとても考えられない。パブリックとは言えゴルフ場の真ん中に道が有り、しかも人がいるのにと。彼の言い分は公園の中のゴルフ場でその中に市道があることを市民は皆知っている。そのことで何か起こっても互いの自己責任だと。
権利と同時に責任・義務を果たさなければならないことを親、町が創り上げている。そのアメリカの虐待がどうかは知らないが、少なくとも権利と義務を知り、自立することを子ども達はマニュアルで学ぶ前に身につけていくのではないか。

 石渡あきら(共産)
1.市民の暮らし向きに、市は真剣に向き合っているのかーーー市の認識と取り組みを国保から問う
2.虐待防止には市はどのように取り組んで行くのかーーー現状認識と今後の仕組みづくりについて問う
【傍聴席】
貧困からくる国保に入れない人への対策は要り、全体のバランスにおいて実施されている様に思う。
相談し易い窓口、民生員、地域包括センターなど常に総合的、横断的対応の見直しは必要と思う。

 菊池富美男(生活者ネット・無所属)
1.障がい者への諸政策について
【傍聴席】
・交差点の段差解消
・多摩センター、永山、桜ヶ丘駅周辺のバリアーフリー対策
UR賃貸中層住宅へのエレベーター設置
・車の移送サービス
等など、議員の実体験・実感からくる質疑は共感できるもの。

 安斉きみ子(共産)
1.安心して暮らしたい最後のセイフティーネットについて
2.発達障がい児への支援体制の充実を
3.障害者施設「ライフパートナーつくし」の事業継続について

【傍聴席】
アンケートを議員自身の実施(60代、70代80人対象)で、「日々の暮らし」「心配ごと」「家族のこと」「税金のこと」「老後の住まいの安心・安全について」など浮き彫りにしそれを踏まえての質問、問題指摘、解決案は説得力を感じる。
常に弱者へ光をあてセイフティーネットをどう張ってゆくかは大切でありその配分を間違ってはならないことはご指摘のとおり。
しかし配分するにも原資の目減りのこと(国は地方に厚くの方針のようだが、それだけに)特に多摩市にとって予測される歳入減の深刻な問題にも向き合ってもらいたい。

市民無視・愚弄の呆れた議会(補正予算12/8〜9)

【傍聴席】
議会ウオッチングの会として、継続して議会を観てきたが、これほど腹立たしく、その低俗、幼稚さに、市民として怒りを越え、その恥ずかしさでおもわず下を向いてしまった。
<その1>
今期の補正予算審議議題で提案された「多摩市体育協会一般財団法人設立出えん金」。
これは多摩市体育協会がこれまでの任意団体から一般財団法人化するに当り基本財産300万円のうち多摩市へ100万円の出えんを要請したもの。
この審議における行政(くらしと文化部・文化スポーツ課)の提案説明、議員の質疑が延々二日間に亘って行われた。初日に時間切れとなり改めて翌日、双方整理をし直し再審議となったため、傍聴者もすっきりと直ぐ終わるだろうと思っていたところが、変わらず同じような質疑の繰り返しとなった。
行政側の、論点を絞り質問に対する適格な回答がなく、議員も同じような質問の繰り返しで殆ど無為な時間浪費としか言い様がない。
論点は議員側の反対者も、出えん金は出していいが何故この機にやらなければならないか、もっと丁寧に議論をが、大半に見えた。
日本共産党多摩市議団5名からの修正案(行政案否決)が改革ゆいの会3名、民主2名、生活者ネット2名、日月会1名、おおぞら1名同意で可決となった。
傍聴市民の一人としての率直な感想は「出えん金の主旨には同意、このタイミングでなくても、じっくり時間をかけて、今までもその時間はあったのではないか」の反対理由には納得し難い。
このテーマで二日間の時間を割き、稚拙な質疑とは言え、まともな判断をするに十分なもの。これ以上の時間をかけ何を議論すると言うのか。他に市民のために議論を尽くさねばならない重要案件は山ほどある。
<その2>
「学校情報環境整備事業用デジタルテレビ・電子黒板機器購入契約の締結について」
この質疑・討論において佐久間(改革ゆいの会)議員の「子ども達への電磁波の影響を考えよ」の涙ながらの質問、討議、挙手態度は審議テーマからは外れた上、支離滅裂で議場での失笑をかう始末。
<その3>
「多摩市長及び多摩副市長政治倫理条例の制定について」
加藤議員(改革ゆいの会)が平成18年の暮れに、何とかの忘年会の席上で市長云々」の話が始まったとたんに議長からの警告があり取り止め傍聴者は何のことやらポカーン。
<その4>
加藤議員、佐久間議員の議長からの警告による「発言の取り消し」は市民からは「議員たるものなんと心得るか」と言いたくもなるもの。議員間からも「イエローカード2枚の次はレッドカードだ」の声に共鳴。
<その5>
議会の運営・進行をコントロールするのは議長の基本権限。スムーズで充実した議会は議長の力量にかかっている。
・・・・ああ議会改革への道程は遠い

 

お知らせ 

◎ 開かれた議会をめざす会シンポジューム参加 <シリーズ・落とせダメ議員>

09年1212日13:30〜16:30に豊島区、福祉勤労会館にて「開かれた議会をめざす会」主催の掲題シンポジュームがあり盛会裏に終わりましたのでお知らせします。

第一部 ウオッチングの会4団体からの報告

    [参加団体] えびな市民オンブスマン(渡辺さん)・くにたち市議会を見てゆく会(佐藤さん)・相模原市議会を良くする会(赤倉さん)・多摩市議会ウオッチングの会(神津)

    [コーディネーター]朝霞市(岩垣さん)

第二部 徹底討論<賢い議会にするためにダメ議員の仕分けをしよう>

[コーディネーター] 小林弘和(専修大学法学部教授)

以上のアジェンダで行われましたが、報告・討論は「ダメ議員ワースト3」を中心に展開されました。当会からの報告は、1.部分最適のみを主張し全体最適を考えない議員(少数者の意見を反映した上で) 2.専門性のない議員 3.風見鶏議員などの報告を行いました。会場には全国から議員さんの参加もあり、様々なご意見もありましたが、結局は議会・議員のレベルは市民のレベルでしかないとの感を強くしました。

多摩市は自治基本条例、加えて議会基本条例を制定しようとしている今、「開かれた議会」はもちろんのこと「市民参画」を高々謳いあげたものとなっていますが、活きた条例にするためには市民は傍観者、評論者に留まり、議会・議員は市民のための機軸を失ったのでは、全て画に書いた餅になってしまうことを再認識したシンポジュームでありました。

 

発行者:  多摩市議会ウオッチングの会     代表 神津幸夫

         連絡先: 多摩市鶴牧3-14-2-102  TEL:042−372−9496