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老朽化が進むハッブル宇宙望遠鏡について、ホワイトハウスは廃棄のための資金を06会計年度予算案に盛り込む方針を固めた模様だ。21日、米電子情報誌スペース・コムが政府や宇宙産業の関係者の話として報じた。巨額の資金がかかる、スペースシャトルによる改修は断念する。
予算案には、ハッブルを軌道から外して安全に太平洋に落とすため、小型噴射装置を取り付ける資金が盛り込まれる。廃棄は07年中になる見通し。来月7日に予算教書が議会に送付されるのに合わせ、米航空宇宙局(NASA)のオキーフ長官が正式発表する。
ホワイトハウスは、ハッブルの改修には10億ドルを超す資金がかかることから、廃棄を決めたとみられる。方針はまだ議会に伝えられておらず、予算案の審議で強い反発も予想される。
部品を交換しないと、ハッブルは07〜08年に使用不能となる。全米科学アカデミーは昨年12月、シャトルの飛行再開後すみやかに改修を実施するようNASAに勧告したばかりだ。
ハッブル宇宙望遠鏡は90年4月にスペースシャトル・ディスカバリーで約600キロ上空の軌道に打ち上げられた。
地球から130億光年かなたの最遠の小銀河をとらえたほか、銀河どうしの衝突の場面や、一生を終えた星の大爆発後にできた星雲など、地上の望遠鏡ではとらえられないほど鮮明な画像をたくさん提供してきた。精密な観測データは宇宙の年齢の推定にも役だった。
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