太陽系外惑星、初の画像確認 欧米の共同観測チーム

05年05月)

写真

撮影された太陽系外惑星(画面左下の小さな赤い星像)

=欧州南天天文台提供

 欧州南天天文台(ESO)は、太陽系外惑星の画像を捕らえることに成功したと発表した。木星よりも大きな惑星で、ESOは「太陽系外惑星の画像だと確認された初めての例だ」と説明している。

 欧州と米国の共同観測チームは昨年4月、南米チリにあるESOの大型望遠鏡VLTで、うみへび座の方向にあり、地球から約200光年の褐色矮星(わいせい)を観測。この褐色矮星の100分の1以下の明るさしかない「赤い物体」を発見した。

 「赤い物体」が水の分子が存在する冷たい星であることや、質量が木星の5倍ほどだということが分かり、惑星であるとの見方が強まった。

 観測チームはハッブル宇宙望遠鏡の画像も分析。「褐色矮星と赤い物体は連動して動いており、互いに重力の関係があるのは明らかだ。惑星に間違いない」と結論づけた。褐色矮星との距離は55天文単位(1天文単位は太陽と地球の距離)ほどだという。

 太陽系外惑星と見られる画像は過去にも撮影された例があるが、惑星なのかどうか議論が分かれている。今年4月にも、米国の天文・宇宙ニュースサイト「スペース・コム」が「欧州の観測チームが太陽系外惑星の画像を捕らえた」と報じて話題になったばかりだ。

 

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