「はやぶさ」、小惑星に到達 着地し試料採取へ

2005年09月

 03年5月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が、目標の小惑星「イトカワ」から約20キロの距離に12日、到着した。宇宙航空研究開発機構が同日、はやぶさが撮影したイトカワの画像を公開した。11月上旬に着地して岩石の一部を採取し、07年6月に地球に戻る計画。成功すれば、月以外の天体に着地して、初めて試料を持ち帰ることになる。

 

「はやぶさ」が約20キロの距離から撮影した小惑星「イトカワ」=宇宙機構提供

 

 

イトカワは長さ約500メートル、幅約300メートルの小惑星で現在、地球から太陽をはさみ、約3億キロ先にある。日本のロケット開発の父、故糸川英夫博士にちなんで名付けられた。

 「はやぶさ」は、しばらくの間、イトカワと約20キロの距離で並行飛行し、X線などで表面の様子を観測。11月上旬に約1秒間、着地して、直径約1センチの金属球を撃ち込み、砂や岩石の破片を採取する。太陽系や惑星の成り立ちを解明する手がかりにしたい考えだ。

 

,