(07年9月)
「かぐや」は長さ約5メートル、高さと幅はそれぞれ約2メートル。マイクロバスくらいの大きさに、15ミッション14種類の観測機器を詰め込み、同時期に打ち上げを予定している海外の月探査機に比べて「盛りだくさん」なつくりになっている。
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「かぐや」の概要=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供 |
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報道陣に公開された「かぐや」=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供 |
分解能10メートルの地形カメラでステレオ撮影し、月の立体地形を10メートルの精度で調べる。レーザー光線を月面に照射し、標高などを測る。可視・赤外線、X線、ガンマ線で月面を見て、元素や鉱物の分布を探る。さらに、月の地下数キロの構造を、強力な電波で「エコー診断」。月の磁場、プラズマなどの上空の環境もモニターする。
子衛星(リレー衛星)を使って電波を中継し、世界で初めて、月の裏側の重力場を直接測るのも、大きな特徴だ。二つの子衛星(リレー衛星、VRAD衛星)から自ら電波を発信し、月全体の精密な重力場分布も測定する。
「かぐや」のターゲットは、月だけではない。地球をすっぽりと視野に収めることができるため、地球のオーロラの全体像を両極同時に観測する。「かぐや」衛星上で見た月の地平線からの「地球の出」など、ハイビジョン撮影もする予定だ。
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